はじめに
当ポートフォリオサイトでは、ブログの記事を新しく投稿すると、自動で更新情報がTwitterに投稿されるようになっています。これはTwitter APIの機能を使って実現しているわけですが、Twitter APIを利用するにはかなり面倒くさい手順を踏まなければなりません。
しかし、ZapierというWebサービスを使えば、Twitter APIを使わなくても簡単にブログの更新情報を自動でTwitterに投稿することができます。
Zapier(ザピアー)とは?
Zapierとは、Webアプリケーション同士を繋げてワークフローを自動化できるWebサービスです。例えば、「Gmailで受信したメールの添付ファイルをDropboxに保存する」といったワークフローを簡単な操作で自動化できてしまいます。
類似のWebサービスにIntegromatがありますが、無料プランで利用できるWebアプリケーションの種類に違いがあるので、どういうワークフローを自動化したいのかによってどちらのWebサービスを使うかが変わってきます。下表は無料プランで利用できる/利用できないWebアプリケーションの一例です。
Zapier | Integromat | |
---|---|---|
Gmail | 利用できる | 利用できる |
利用できる | 利用できない | |
Webhooks | 利用できない | 利用できる |
Zapierの用語
Zapierでは以下の用語を使用しています。本記事でもこの用語を使って説明します。
用語 | 意味 |
---|---|
Zap | Zapierで自動化したワークフローのこと。 |
Trigger | Zapの起点となるWebアプリケーションの動作のこと。例:Gmailでメールを受信 |
Action | Triggerに基づいて行うWebアプリケーションの動作のこと。例:添付ファイルをDropboxに保存 |
Task | Zapの実行履歴のこと。 |
Zapを作成
Zapierに登録しサインインします。
Triggerを作成
左のメニューから「MAKE A ZAP」ボタンをクリック。
「App Event」の検索ボックスに「rss」と入力し、検索結果から「RSS by Zapier」をクリック。
「Choose an event」をクリックし、「New Item in Feed」をクリック。
「Feed URL」にブログのフィードURLを入力し、「Continue」ボタンをクリック。
「Test trigger」ボタンをクリック。
入力したフィードURLのフィード内容が取得できたら、「Continue」ボタンをクリック。
これでTriggerが作成できました。
Actionを作成
「App Event」の検索ボックスに「twitter」と入力し、検索結果の「Twitter」をクリック。
「Choose an event」をクリックし、「Create Tweet」をクリック。
「Sign in to Twitter」ボタンをクリック。
ZapierのTwitterアカウントをフォローする場合は「Yes」を選択(今回は「No」を選択)。
「連携アプリを認証」ボタンをクリック。
「Message」にTwitterに投稿するツイート内容を入力します。Triggerで取得したフィード内容の各パラメーターも挿入できます。入力できたら「Continue」ボタンをクリック。
「Test & Continue」ボタンをクリック。
投稿に成功するとこのように表示されます。「Turn on Zap」ボタンをクリック。
ブログの更新情報が投稿されました。
Actionが作成できたので、Zapの作成がすべて完了しました。
まとめ
Twitter APIを使わなくても、Zapierを使えば簡単にブログの更新情報を自動でTwitterに投稿できます。ただし、Zapierの無料プランではポーリング間隔(Triggerの動作する間隔)が15分なので注意してください。
ブログを更新したらすぐにTwitterに更新情報を投稿したい場合はZapierの優良プランを使うか、Twitter APIを使うようにしてください。