【Rails】Webpackerで画像ファイルを管理し、CSSやビューから参照する方法

はじめに

Rails6から標準導入されたWebpackerは、JavaScriptやCSSだけでなく画像ファイルの管理も行えます。

今回はWebpackerで画像ファイルを管理し、CSSやビューから参照する方法を解説します。

画像ファイルの配置場所

Webpackerで画像ファイルを管理するには、Webpackerのデフォルトソースパス(app/javascript/)配下にimagesディレクトリを新規作成し、その中に画像ファイルを配置します(ディレクトリ名は任意)。

また、ディレクトリは多重階層(app/javascript/images/works/)にしても問題ありません。

画像ファイルの参照

インポート

Webpackerに画像ファイルをインポートするには、app/javascript/packs/application.jsに以下を追記します。

const images = require.context('../images', true)
const imagePath = (name) => images(name, true)

Rails6であれば最初から記述されているかと思います。ただしコメントアウトされているので外しておきましょう。

CSSから参照

CSSから画像ファイルを参照するには、以下のように記述します。

.jumbotron {
  background-image: url("../images/cover.jpg");
}

CSSファイルのあるディレクトリから相対パスで指定します。

Sprockets管理下の画像ファイル(app/assets/images/)を参照するときはimage-urlを使う必要がありましたが、Webpacker管理下の画像ファイルの場合は通常のurlが使えます。

ビューから参照

ビューから画像ファイルを参照するには、以下のように記述します。

<%= image_pack_tag 'media/images/cover.jpg' %>

画像ファイルのURLを指定して参照することも可能です。

<img src="<%= asset_pack_path 'media/images/works/cover.jpg' %>">

エラーが表示される場合

Webpacker管理下の画像ファイルを参照しようとすると、以下のエラーが表示される場合があります。

Webpacker::Manifest::MissingEntryError in Statics#index
Showing /path/to/project/app/views/statics/index.html.erb where line #4 raised:

Webpacker can't find media/images/cover.jpg in /path/to/project/public/packs/manifest.json.

このエラーは、配置した画像ファイルがWebpackerに認識されていないために表示されます。

画像ファイルを配置した後は、以下のコマンドを実行してWebpackのビルドを行いましょう。

$ bin/webpack

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